マダニが媒介する重症熱性血小板症候群(SFTS)の予防方法|からだ環境総研


 
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からだの素66号

マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の
予防方法

  中国では鳥インフルエンザA(H7N9)に感染したと確定した患者は126人で、このうち24人が死亡したと日本でも報道されています。
 その影で、ひそかに日本国内で感染が広がっているのが、SFTS。
 日本の感染確認は、全国では13例目。すでに5人が亡くなっています。媒介犯マダニは日本全国に40種類以上生息し、その中でウィルスを媒介したとされるのは『フタトゲチマダニ』というもの。家にいるイエダニは
体調1ミリ以下ですが、フタトゲチマダニ』は3~4ミリあり血を吸うと1センチ以上になるそうです。
 主に、森林や草地などに生息し春から秋にかけて活動するので、これから暖かくなるにつれて警戒が必要になります。マダニは人や動物が近づくと、熱や匂いを感知して飛びついてきます。皮膚に管を差し込んで血を吸い数日から10日間位、咬みついたままです。咬まれてしまった場合は、無理に取ろうとしないでください。
マダニの体がちぎれたり、マダニの体液が体に入ったりする危険があります。皮膚科に行き、取り除いてもらうのが得策です。
 潜伏期間は、ダニにかまれてから6日~2週間。現在、抗ウィルス薬やワクチンはありませんので予防が第一です。
 野山や、草地、藪のある場所を歩くときは、肌の露出を少なくすることが重要です。長ズボンでマダニが入り込まないように
裾を絞る。半袖ではなく、長袖がおススメ。首筋を守るにはスカーフのようなものをご使用されてはいかがでしょうか?
 野山に出かけた後、発熱など初期症状が出て、倦怠感や消化器官などの異常を感じたら医療機関(内科)へ行き診療や治療を受けましょう。
 マダニが嫌う臭いには、シトロネラ、ペパーミント、レモン、シダーウッド、ゼラニウム、ローズウッド、ラベンダー、ユーカリなどが有名です。

『ピュアガード』の香りをマダニ予防にお役立てください。

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