適応障害の犯人は春の気候だった!|からだ環境総研


 
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からだの素76号

「適応障害」の犯人は、春の気候だった!

 春の気候でもっとも注意すべき点は、体内の様々なバランスが乱れやすくなるということです。
 冬に寒さが和らぎ、気温が高くなることは気持ち良いことですが脳が感じる気持ちの良さと身体がその気候に慣れるにはタイムラグがあります。温度変化は人間の身体にはかなりの影響を与えるものです。この変化により体内バランスが乱れ、その影響は内分泌機能や免疫機能などに現れてきます。
 特に、前日との気温差が激しかった時は注意が必要です。「春眠暁を覚えず」という諺があるように、朝、いつも通りに起きれなくなるのは、冬に失われた体力を取り戻せないうちに、進学・進級・就職・転職・転勤など大きな環境変化が起こり、知らぬ間に疲れが溜まってしまうからです。特に、気候の違う場所への移転で身体の調子が悪くなることも多々あります。それは、この環境変化前後の準備や新天地で緊張大きなストレスを抱えたまま、春の気温による錯覚で無理が重なるからです。特に、子どもや若い世代の人にとっては、身体麺よりも精神面が
大きく影響するものです。しかし実際には中々気づかないものです。

 春の気候による「適応障害」の徴候としては、
・朝おきられない
・起きるのが辛い
・遅刻しがちになる
・友人や家族との交流を嫌がる
・休みがちになる
・出かける前に腹痛や頭痛などが起こる
など、特に神経質・内向的な性格の人に出やすいと言われています。環境の変化を楽しむ気持ちづくりや気候が違う場所へは出来る限り早く行き、体を慣らす等、工夫するとよいでしょう。春は何かと張り切りたくなる季節ですが疲れを貯めないような工夫も必要です。

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