IOT・AI最先端技術と気分障害|からだ環境総研


 
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からだの素№115

最先端技術と気分障害

 

テレビCMでよく登場するICT(アイシーティー)情報通信技術。
既に、耳にされた方も多いと思います。文部科学省は子ども達の情報活用能力の育成を目指しICTを活用した授業の実施を推進しており小学校~高校まで約90%以上の普及率を誇っています。その内無線LAN整備は1/3を占めています。

無線LANによる無線周波数電磁波
世界保健機構(WHO)は様々な発がん物質を評価しランク付けをしていますが2011年無線周波数電磁波を「ヒトに対して発がん性の可能性がある」と認めたのです。学校に無線LANを導入することは環境影響を受けやすい子ども達に無線周波数電磁波を浴びせることにつながるのです。

無線周波数電磁波暴露の症状
現在、IT整備先進国のヨーロッパやアメリカなどから無線周波数電磁波暴露による子どもの症状について徐々に報告が増えています。

 

■主な症状
・不安・胸部の締め付け・うつ・集中困難・落ち着かない・緊張・多動・いらいら・疲労・物忘れ・頭痛・目眩・睡眠障害・耳鳴り・音に異常敏感など

 

家庭や学校で無線コンピュターを長時間使う子どもや青少年のように成長中の細胞は特に影響を受けやすいと報告されています。

子どもたちを守る動き
健康被害が増えている各国では無線周波数電磁波被ばくに関する診断・治療ガイドを作成し被ばく基準も定め始めました。 無線周波数電磁波被ばくの正常値は、0.0001マイクロW/㎠で、現在の日本の基準の1000万分の1という厳しい値となっています。日本においては、電磁波過敏症の有病率は3.0~4.6%と言われていますので既に被ばく症状を訴えている子どももいるのではないでしょうか?
子どもが不調を訴えてきたときに、無線周波数電磁波暴露という判断材料を持っておくことも大切な時代になってきたようです。

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