増え続ける偏平足|からだ環境総研


 

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からだの素№132

増え続ける偏平足の何が問題なのか?

 

最近、田舎に行けば行くほど偏平足の子どもが増えている。偏平足は、土踏まずのバネが効かないため歩いたり走ったりしたときの効率が悪いので、正常な人と同じことをしようとすると余分な力を使わないといけないので一般的に疲れやすい人だと見られてしまいます。また、正常な足だと骨で作られたアーチが形成されているので成長し体重が重くなっても、脚部から足裏を通る筋肉・血管・神経など圧迫することもないのですが 偏平足の場合それらを圧迫してしまうので身体にとって一生の負担増といえます。

この土踏まずは、3才~4才にかけてが人生で最も形成しやすい時期となります。その年齢時に、足の筋肉に適度な刺激を与えてさえしていれば 足の中にある28個(片足)の骨の連結がうまくいきアーチ構造を自然と作ってくれるのですが、該当年齢時に1日当たりの歩数が少なく足に十分な刺激が与えられないとアーチ構造は完成しないまま偏平足になってしまうのです。

偏平足のままでいることで一番怖いのが各種内臓障害と自律神経障害です。内臓障害で最も多いのが腎臓や肝臓疾患といわれています。また、足裏には多くの神経が集まっており 偏平足はその神経を圧迫し続けてしまうので興奮状態が続き常にアドレナリンが高い状態となりストレス過剰となり心身ともに健康を損なう恐れがあります。足裏を見ることは一生の健康な体か否かを判断する材料です。ぜひ、お子さんや自分の土踏まずをチェックしてみてくださいね。

 

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