夏型過敏性肺炎|からだ環境総研


 
HOME  > ニュースレター  > からだの素No.105

からだの素№102

【夏型過敏性肺炎】

 

夏なのに、寒くないのに、咳が止まらない・・・
熱っぽいが風邪薬を飲んでも治らない。
その症状、本当に風邪でしょうか?

夏型過敏性肺炎とは?

「夏型」という名前の通り夏場の6月~10月にかけて発症する肺炎の一種。肺炎と言っても「ウイルス性」のものでなく「カビ」が原因なのです。6月~10月に特に発症する肺炎で、8月~9月にピークがくる年も。
それが夏型過敏性肺炎という病気です。

原因は?

6月~10月にかけて多くなるトリコスポロン属というカビの菌が原因とされています。
特に古い家や湿気、風通しが悪い場所で発生し、増殖していく菌です。

最近では空気清浄機やクーラーが原因のケースも多くマンションだからといって安心はできません。これらの菌が体内に入ることでアレルギー反応を起こし肺炎へと繋がる。

ウイルス感染が原因の肺炎とは違いアレルギー反応なのですね(>_<)

毎年、患者数も多くクーラーの普及率やジメっとした高温多湿な日本では「なりやすい病」です。
*ホテルクーラー臭が強いときも注意が必要です。

【夏型過敏性肺炎の症状】
咳、痰・息切れ・発熱、高熱、喘息の悪化、蕁麻疹(じんましん)、頭痛など
夏型過敏性肺炎の予防(対策)

日に15分以上、家中の窓を複数開けて、風を通す。
洗濯物を部屋干ししない。乾燥機を使うか、風呂場に干して換気扇をまわす。

 

台所、洗面所、風呂場など湿気が多い所の除湿や換気。
腐った木材、ほこり、人のアカ、フケがたまっている場所にはエタノール液を吹きかける
そして空気清浄機やエアコンの定期的なクリーニングも必要です。(自分でできる範囲でOKです)

掃除中はくれぐれもマスクの装着を忘れないよう!

前の号へ/次の号へ
からだ環境総研トップへ / ニュースレタートップへ


このページの上へ