子どもの身体と心が育ちにくい社会|からだ環境総研


 

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からだの素№127

今、子どもの身体と心が育ちにくくなっている。

 

子どものからだとこころ全国協議会があるのをご存知でしょうか?
1989年国連が「子どもの権利条約」を採択したことを期に、日本でも1994年発効した。
その条約には、市民・NGOによる監視制度が設けてあり当協議会はその役割の一部を担っている。1990年から日本国内での子どもの育ちにくさを調査した結果、「最近増えている」子どもの身体のおかしさワースト5は、アレルギー・背中ぐにゃ・皮膚カサカサ・授業中じっとしていられない・すぐ「疲れたという」に集約された。それらの症状をからだの中でコントロールしているところが、自律神経・ホルモン・免疫機能でありそれを支えているのが脳の前方に位置する前頭葉というところだ。この前頭葉は、思考や想像性を担う人間として生きていくための最高司令基地である。その基地が壊されていく背景には、長時間の無理な競争や良い子でいようとする我慢・常に自分の感情を押し殺して生きていく状態など一言でいうと“子供らしくない子ども症候群”というわけです。前頭葉が比叡してしまうと学習障害・すぐキレル・不登校・生きる気力低下や最悪の場合自分で自分の命を絶ってしまうようコントロールされるという。わが子の前頭葉を守るためには、身近な人の「笑顔」・「子供らしい生活習慣」・「わくわく体験」がストレス社会から子どもの脳を守ってくれるそうだ。

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