ご年配の方がいらしゃるご家庭
骨が弱くなると、わずかな衝撃で骨折します。年齢とともに骨折する人の割合は高くなり、季節では、冬になって寒くなると増える傾向にあります。家の中に閉じこもっていると、骨も筋力も落ちてしまうばかりです。また、暖かい部屋から家の外に出ると、急激な温度差で体がぎゅっと縮こまります。筋肉が固くなりますので、歩幅が狭くなったり、背中が丸くなったりして、体のバランスが崩れやすくなります。寒いとついポケットに手を入れたくなるものですが、とっさの時に手で体を支えることができず危険ですので、暖かい服装と手袋をつけて出るようにしましょう。さらに、カルシウムの量を増やしたり、吸収を助けてくれるビタミンDは食べもので摂る以外に、紫外線をあびて皮膚でも産生されます。天気のいい日に1日30分程度の散歩をしたり、上手に日光を浴びるようにしましょう。1度骨や筋肉が衰えると、元の状態に戻すには長い時間と努力が必要ですので骨折しないよう日々気をつけておきましょう。
お子さんがいらっしゃるご家庭
子どもにとっても冬は骨折の季節です。特に中高生に多いのが「疲労骨折」。スポーツ選手でからだが硬い子は特に注意が必要です。疲労骨折とは、1回の大きな外傷でおこる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる小さな力によって、ひびがはいったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態をいいます。丈夫な針金でも繰り返し折り曲げ続けると折損してしまうのと似ています。長期間ひざやすね、足首や足の甲など”痛い”って言っていませんか?
ご家族の身体の異常に気付いたら、からだ環境総研にお気軽にご相談ください。
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