子どもの適応障害の原因?|からだ環境総研


 

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からだの素№122

ズル休みと決めつけないで!春に増える適応障害

 

適応障害とは、ICD-10(世界保健機構の診断ガイドライン)によると「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」と定義されています。ストレスとは「重大な生活上の変化やストレスに満ちた生活上の出来事」です。ストレス因は、個人レベルから地域社会を巻き込むようなレベルまで様々です。また、ある人はストレスに感じるが他の人はそうでなかったりと、個人のストレスに対する感じ方や耐性も大きな影響を及ぼします。つまり適応障害とは、ある生活の変化や出来事がその人にとって重大で、普段の生活がおくれないほど抑うつ気分、不安や心配が強く、それが明らかに正常の範囲を逸脱している状態といえます。
抑うつ気分、不安、怒り、焦りや緊張などの情緒面の症状があります。特に、子どもや若い世代の人にとっては、身体面より精神面で大きく影響するのですが中々気づかないものです。春特有の気候による「適応障害」の徴候としては、・朝起きられない・起きるのが辛い・遅刻しがちになる・友人や家族との交流を嫌がる・休みがちになる・出かける前に腹痛や頭痛などが起こる。など特に神経質・内向的な性格の人に出やすいと言われています。春は、何かと張り切りたくなる季節ですが疲れを貯めないような工夫も必要です。

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