冬場に増えるジョーンズ骨折|からだ環境総研


 

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からだの素№122

冬場に増えるジョーンズ骨折

 

ジュニアサッカーやラクビ―、バスケットボールなど素早い動きを要求されるスポーツ選手に多く見られる骨折です。足の小指側に起こる第5中足骨疲労骨折は「JONES骨折」と呼ばれ、繰り返し発症しやすく、競技パフォーマンスに長期間影響を及ぼしやすいので早期復帰・再発防止のために手術療法が選択されることもあります。
ちょっと足首を挫く、いわゆる捻挫かな?と思っていても痛みや腫れが強いので病院を受診したら「骨折しています」と言われてびっくりする事態にも。現在は、「内反小趾」の子を中心に裸足や靴を履いて室内やグランドで強く捻挫することで骨折することがありますし、冬季トレーニングなどで繰り返す運動ストレスでも起こりうる特殊な疲労骨折です。
ジョーンズ骨折では、スポーツ時の軽い痛みで発症して、
徐々に強くなりスポーツ継続が難しくなります。
足の腫れは殆どなく、歩けないことはありません。
診断はレントゲン撮影で可能です。
ジョーンズ骨折では、初期ならしばらくスポーツなどの活動休止で
治癒することもありますが、
受診が遅くなると悪化して治るのが難しくなる可能性があります。
そうなると手術になります。
単に捻挫と思わず、痛みと腫れが出たら信頼できる整形外科を受診することを進めます。

ジュニアスポーツをしている子は、普段から足指先にストレスを貯めないように上履きを見直して能力を発揮してください。

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